日頃よりLizardsを応援してくださっているすべての方々に感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
4年ATの吉村祐樹です。
けーたから来ました。ホラ吹きだけど本当に君は文才があるね。研究なんて言ってらんないから、早く次の朝練行こうな。
そして次はぐっち。気分屋でゆるーい雰囲気だけど、おもろくて。いいキャラしてるなあって、いつも羨ましかったです。あんまりぐっちの書く文章を見たことがないから、楽しみです。
悔しい。
最後の試合を終えてから少し時間が経ったけれど、いまだにその気持ちは変わってない。
絶対に勝てると思っていた。リーグを終えて、強く関東を意識して変に視座が上がっていた僕たちは、目の前のことに向き合いきれていなかったのかもしれない。
本当にそれは、自信ではなく過信でしかなかった。
負けてからはいろんなことを考えるけど、試合前にこんなことは想像できるはずもなかった。
だから、試合中はとにかく頭が真っ白だった。あんなに聞こえてきた応援に対して、申し訳ない想いでいっぱいだった。
思えば4年間で悔しいことなんて山ほどあった。
優勝した新人戦、南山相手に自分はなにもできなかったこと。2年の開幕戦、急遽招集されたけど、なにもできずただベンチにいるしかなかったこと。去年のfinal、全学までベンチに残れなかったこと。そして辞めたかったこと。
本当に情けないことばかり。
こんな感じで、決してチームの中心にいるような選手ではなかったけど、
そんな今までの悔しさを原動力に変えてくれたものが、2つあった。
1つはやまもりの存在。お涙頂戴にしたいわけじゃなく本当に。
なんか絶対にやまもりにだけは負けたくなかった。だからミスって先輩にいじられてる姿を見て、こうはなるまいと思って、壁打ちに行った。試合でやまもりが点決めたら、それはそれは悔しくて、GBに行った。
けどたまに、苦しいときは一緒に愚痴りながら惰性でシュー練することもあった。そんなときこそ、とりあえずGBにいることに意味があったと思ってる。
今年は例年に比べて人数が少なく、スタメンやベンチのポジション争いの機会も少なかったかもしれない。だから、こんなライバルの存在は貴重で恵まれていたな、と今になって思う。
ずっと抜きつ抜かれつだったけど、同じポジションで競争できて本当に良かった、ありがとう。
そして、2つ目は“期待の声”。これは昨年、陽人さんがsoulに書いていたこと。
これを初めて強く感じたのは、昨年のfinal4あたり。ミスばっかりで本当に調子が悪い時期だったから、先輩方にいろいろ怒られた。けどその言葉すべてに期待が混じっていた。
その後代替わりしてからも、三つ巴や関学戦でまったく芽の出ていなかった自分に、先輩方やコーチからたくさん期待をかけてもらった。
あと、たまにビデオに入ってたマネさんの「ナイショ!」の声も本当に力になった。来年もっと増えてるといいな。
調子が良いとき、それを褒めることは多くの人ができると思う。実際に今年のチームはそれができていた。けどそうでないとき、チームメイトと同じ方向を向いて、期待をかけることこそが大切だと気づかせてもらった。
「期待されたときの人間はこんなに強いものか」
偉大な先輩が言っていたことはまさにその通りだった。
こうして最後の1年を過ごしてきたけど、結果一番伸びたのは自分だと、いま自信を持って言える。それは、昨年まで結果を出せていなかった自分に、一番期待をかけてもらったから。
試合の結果で恩返しができなかったことは心残りだけど、試合後にいろんな方から「めっちゃ伸びたな」って言ってもらえたことは本当に嬉しかった。
今度は自分が、今後のLizardsに期待をかけようと思う。
後輩へ。
すごく素直で、良い後輩たちでした。南山戦、折れそうになってた自分たちに率先して、熱いプレーをたくさん魅せてくれたことを記憶してます。後輩ってこんなにも心強かったのかと思い知りました。
いまAチームでバリバリ活躍してる子たち。みんな昔の自分よりも確実に、秀でた強みを持ってると思う。思う存分のびのびプレーしてください。期待してます!
いまはくすぶっている子たち。努力していればきっと誰かが期待をかけてくれるはず。まずはそれまで頑張ってみよう。
同期へ。
わぐみゆうけんとは、正直ずっと別格だった。だから23Lizardsの最初は、置いていかれないように必死だった。そんな自分を諦めず、使い続けてくれてありがとう。
まるちんとは、ともにA’だった期間が長くあったけど、あれから覚悟決めてDFリーダーやってる姿見て、この1年頑張ろうって心から思えた。ありがとう。
苦しくて苦しくて嫌いになりかけたラクロスを、最後こんなに楽しくできたのはみんなのおかげです。20とやるラクロスがすごく好きだから、またみんなで練習行こう。ついでに武蔵坊も行こう。
悔しい想いはあと2年、後輩のために。
本当にありがとうございました。
#16 AT 吉村祐樹