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2024

soul #6 阿部奏太

24Lizards副主将を務めました阿部奏太です。



まず、日頃より名古屋大学男子ラクロス部をご支援していただいている皆様に、心より感謝申し上げます。



副将として活動する中で、様々な方に支えられてLizardsは成り立っているということを深く感じました。保護者の皆様、OBGの皆様、支援してくださった企業の皆様、本当にありがとうございます。




 

みんな大好きたまちんから回ってきました。

 

れんしゅうでは誰よりも声を出して雰囲気を盛り上げ、

オフェンスリーダーとして本当に頑張ってくれました。

なかま思いで本当にいい男です。尊敬しています。

 

また、今も昔も21世代はたまちんを中心に回っています。みんなたまちんのことが大好きです。

 

 


次はとおるです。

 

口が悪いことでみんな(主にスタッフ)からの好感度は少し低いですが、全てチームのためを思っての言動だということを僕は知っています。

優しいことしか言わない穏健派の僕に代わって厳しいこともたくさん言ってくれて本当に感謝しています。

 

 



毎年この時期になって先輩のsoulを読む度に、自分が書く日なんてまだまだ先と考えていましたが、気づいたらその時が来てしまいました。終わってみれば4年間あっという間だったとはよく言われますが、自分にとっては4年間めちゃくちゃ長かったです。今でもそう思います。そんな4年間の中で感じたことを綴ろうと思います。




あきとさんに誘われて入学式よりも前にラクロスに触れ、流れるままにラクロス部に入部しました。結構流れで入部したところもありますが、誰もが初心者で横一線からのスタート、努力次第でどこまでも上手くなれるといったところに惹かれ、入部を決めました。 




この頃は純粋にラクロスという競技を楽しんでいました。日々成長を実感しどんどんラクロスの魅力に引き込まれていきました。



少し大きな怪我をしてしまったけれど、そんなことはたいした問題ではなくて、怪我の中でもできることをやるのが楽しかったし、復帰してから周りとの差を埋めるために必死に頑張ったことも楽しかったです。




何よりこの頃は本気で信じていました。このまま努力を続ければきっと誰よりも上手くなれる。チームを勝利に導けるスーパーエースに俺がなるんだ、って。

 



新人戦では決勝で点を決めることができ、少しずつ自分が成長していることを実感することができました。試合に負けてしまったことは本当に悔しかったですが、とても良い経験になったと思います。




そして自分も上級生になりました。

めちゃめちゃ上手くて厳しい19の先輩方との練習は結構しんどかったですが、自分もいつかはそれくらい上手くなるんだと思って必死に自主練をした記憶があります。 



 

そこからしばらくBチームで過ごしましたが、春先にAチームに一度上げてもらったことがあります。


Aチームにあげてもらって感じたことが2つあります。


1つは、19のレギュラーの先輩方はやっぱり上手かったこと。毎日泣きそうでした。


もう1つは、代替わりしてからずっとAチームで頑張っていた同期が想像よりも遥かに上手くなっていたこと。そして彼らは大きな期待をかけられていたこと。




この時から少しずつ思い始めてしまいました。あれ、俺ってこいつらより上手くなれるのかな。努力し続ければいつかは追い越せる、チームの中心になれると思っていたけれど、ほんとうになれるのかな。




この思いは練習をすればするほど大きくなっていきました。そうしていつの間にか、ラクロスをはじめたての頃の思いはだんだん無くなっていきました。誰よりも上手くなるんだ、チームを勝たせる選手になるんだ。このような「なりたい自分」の姿。昔は強くイメージしていたのに。

 

 


そこからはプレーとか自主練習の仕方も知らず知らずのうちに変わっていったなと思います。

もちろん上手くなる努力をやめたわけではありません。当時も4年間を通しても同期の中では自主練を頑張った方だと思います。ただ、誰よりも上手くなるための努力が、それなりに活躍するための努力やチームで試合に出るための努力に変わっていきました。




2年生の夏ではせっかくリーグに出させてもらえたのに、怒られないように、ミスをしないようにとばかり考えていたことを覚えています。




ミスしても良いからもっといろいろなことにチャレンジして、できることを増やして、大きく成長できるチャンスだったのに。


そーっとそーっとミスしないようにプレーしてしまいました。



自主練もしてはいたものの、なんというか、明日の練習のための自主練で、将来を見据えて上手くなるような練習をできていなかったと思います。練習に最高のコンディションを持っていくために筋トレとかも控えめでしたし、振り返ってみると本当にもったいない時間を過ごしてしまいました。





3年生になってからも、試合に出させてもらいクリアの担当もさせてもらっている義務感や責任感でラクロスをやっていました。




そうして一年間を過ごした結果、東海finalで負けてしまいました。


活躍したわけでもなければ、大きく足を引っ張ったわけでもない。試合に出てはいたものの、いてもいなくても変わらないじゃん。

 

このままラクロスを続けたら、4年生になった時、勝っても負けてもこうゆう思いで引退するのかな。それはだいぶ嫌だし、たとえ勝ったとしても心の底から喜べるのだろうか。




そして最高学年になり、自分がなぜラクロスをするのか、どんな選手になりたいのか、一度しっかり考えました。



いたらいいなではなく、自分がチームを勝たせる選手になりたい、チームに必要とされ、みんなから認められる選手になりたい。


これが「なりたい自分」でした。



1年生の頃からずっと胸の中にあった思いです。




そこからはラクロスへの取り組み方が少し変わったと思います。今までやってこなかったボールダウンを狙うDFをしてみたり、あげ切れる自信はないシーンでもMF落ちをしてみたり。




自主練習でも、ブレイクからのランシューで点を取り活躍する姿をイメージしてシュー練をし、絶対に押し負けない体を作りたくて筋トレを頑張った。もちろんたくさんミスをし、最高学年としてチームを引っ張る立場として申し訳ない気持ちも大きかったですが、だいぶ久しぶりに練習が楽しいと感じました。あっという間に練習時間が過ぎていく、楽しい時の感覚でした。




正直6月くらいからはそれどころではなくなっていった気もしますが、4年生の1年間が上級生になってからは一番成長したと自分では思っています。

ただその一方、結局チームの中心選手にはなれなかったので、4年間を通しての頑張りが足りなかったのだと思います。

 

 



 

まとめます。


「なりたい自分」を見失ってはいけない。


現実を突きつけられることはたくさんあるけれど、夢を見ることをやめてはいけない。


自分の可能性をずっと信じることができるか、その可能性を信じて頑張り続けることができるか。


そしてその可能性を信じて、「なりたい自分」を目指して頑張り続けることが楽しいんだ。



これが4年間のラクロス生活から僕が学んだことです。





この思いはこれからの人生でも大事にしたいなと思っています。

こんな経験をさせてもらえて、ラクロスに出会えて本当によかったです。








最後に

 

家族へ

大学にも行かせてくれて、部活までさせてくれて、本当に感謝しています。

遠く新潟から毎年応援に来てくれて結構嬉しかったです。



 

後輩のみんな

プレイヤーもスタッフもみんながそれぞれ役割を果たしてくれているおかげでチームは成り立っています。みんなの頑張りを人一倍よく見てきたつもりです。一緒に頑張ってくれて本当にありがとう。


今部活を辞めたいと思っている人もいると思います。


理由は人それぞれだと思いますが、練習がきついとか、オフが少ないとか、ネガティヴな気持ちで辞めるのはすごくもったいないです。誰もがラクロスを始めた時に持った思い、感じた可能性、目指したい自分の姿があるはずです。そこをもう一度考えてみて欲しいなと思います。




 じんどうとゆうき

2人と同じポジションで本当によかった。2人がいたから大きく成長できたし辛いことも頑張れた。本当にありがとう。

俺らの懺悔ランニングに付き合わせてごめんな。ゆうき。




21へ

みんながいたから最後まで頑張ることができました。最高の仲間だと心の底から思っています。一緒に壁当てをしてくれて、オフの日には遊びにいってくれて、おふざけに付き合ってくれて、不満や愚痴も聞いてくれて、一番近いところで支えてくれて、本当にありがとう。

これからも仲良くしてください。






 

振り返ってみてもちゃんと長かった4年間。

 

 



最高の毎日でした。

 



 

Lizardsに入って本当によかったです。

 



 

ずっと応援しています。OB会費は毎年必ず払います。

 




ありがとうございました。










阿部奏太

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