21世代のソウル1人目を務めさせていただきます、4年DFの田辺竣也です。
はじめに、平素よりラクロス部に関わってくださっている方々に感謝申し上げます。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。
次はさりになります。研究室がとても忙しそうにも関わらず、いつも明るく頑張っているのでとても尊敬しています。
自分もいつかソウルを書く側に回るとわかってはいたのですが、いざ書くとなると上手くまとめる自信がありません。
拙い文章になるとは思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。
自分は中学、高校と運動部に入っていたため、大学でも運動部に入ろうと考えていた。名大には高校時代に所属していたカヌー部がなく、大学からでも始めやすいスポーツを探しラクロス部に入部した。高校までの経験から、運動部はつらいながらもやりがいがあると感じていて、期待を胸に入部を決意した。
実際に、入部したての頃はクロスを触ったり、パスやシュートを打っているだけで楽しく、充実した部活生活を送っていた。しかし、2,3か月たった頃にけがをしてしまった。けが自体は足の肉離れであり、大きなものではなかったが、肉離れの経験がなかった自分は練習に入っては再発を繰り返し、半年近く長引かせてしまった。
見学の日々が長くなり、周りとの差が開き、練習ができないのに毎日グラウンドに向かうのがつらくなった。それでも自分は、部活を続ける道を選んだ。
続けることができた理由はいくつかあると思う。
1つは自分の考え方で、好きな言葉に「堅忍不抜」という四字熟語がある。母校の校歌にある言葉なのだが、つらいことに負けず、がまん強く心を動かさないという意味である。
これまでの人生もつらく厳しいことがあっても、この言葉を胸に頑張ってきた。そんな経験から、やり切った先に必ず得られるものがあると考えていて、つらいと感じることがあっても頑張り続けることができた。
また、Lizardsの仲間の存在も大きい。
何度もけがをした自分を助けてくれたTRや、つらい時期に何度も声をかけてくれたBチームの先輩。
そして何よりこんな自分でも仲良くしてくれた同期。
みんながいなければここまで続けることはできなかったと思う。
このように部活を闇雲に続けていたが、4年生になって、自分が部活にいる意味を考える機会が増えた。自分は技術的に優れているわけではなく、できることがあるのかわからずに悩んだ。
そこで、自分がつらかった時期に先輩からたくさん声をかけてもらったことが支えになったことを思い出した。
自分はBチームで後輩と関わる機会が多いからこそ、後輩に寄り添える先輩になろうと考えた。
練習中に声を出すことや、後輩に話かけるなど、自分にできる簡単なことから始めた。
次第に後輩からも話かけてくれることも増え、自分自身も前向きに部活に参加できるようになっていった。
実際自分の行動にどれくらい効果があったかはわからないが、誰かの助けになれていたら、または自分を見て後輩が自分も後輩に優しくしようと考えてくれたら嬉しく思う。
最後に、Lizardsに入って、そして続けてよかったと感じている。
ここまで続けてきた自分に自信が持てた。
ともに頑張ってきた仲間が好きになれた。
自分の力だけではここまで続けることはできなかったので、支えてくれたすべての人にこの場を借りて感謝をしたい。
4年間ありがとうございました。