はじめに、平素より名古屋大学男子ラクロス部を応援、ご支援していただいている皆様に心より感謝申し上げます。これからも引き続きよろしくお願いいたします。
この場を借りて自分の「決意と覚悟」を表明しようと思います。
慶応に負けた時、俺は頭が真っ白になった。ここで負けるはずがない。22Lizardsが負けてしまった悔しさが込み上げると同時に、23Lizardsが始まる不安が俺を包み込んだ。
これは俺に主将を務める覚悟がないことの表れだと思った。俺には歴代の主将のような、賢さやカリスマ性、圧倒的な技術力、そういった類いのものは自分に身につけていない。
では、自分にできることは何か。
未だに自分の中に確固たる主将像というのは定まっていないのが正直なところだ。
でも23lizardsが始まって以来、不安よりも期待感に溢れている。自分の行動1つでチームの行く末が決まる。こんなにワクワクすることはない。だからこそ、自分の芯は持っておこうと思う。
23Lizardsの方針の一つである、「全学優勝を掲げ続ける」
これを体現する人間になりたい。
ふと選択に悩んだ時、より日本一へと近づける選択をしたい。どの道が楽なのかよりも、困難にぶつかった時にも乗り越えられる険しい道の歩き方、そんなものを自分が切り開いて、皆の道しるべになる。
これには皆に寄り添うことが必要だ。部員がどんな思いで過ごしているのか。どんな選択を取ろうとしているのか。耳を傾けることは大切だ。でも馴れ合いとは違う。
自分はこれまで部員一人一人の近くで、より親しみやすい人間であろうとしてきた。でもこれは時に人に甘い部分があった。相手と距離を置いて冷静に対応しなければならない場面が必ず多々出てくる。そんな時には、部員の思いやその裏にある背景を理解しながらも、より厳しく、冷徹に日本一に最善だと信じる選択をとろうと思う。
そのために誰よりも圧倒的な熱量で日本一に向かってひた走るリーダーになる。
変化を恐れず、本気で日本一にエネルギーを注げる人になる。
自分の周りには、ラクロスに本気の熱量で取り組む20、苦しい道のりでも必死に花咲かせようと奮起する21、ポテンシャルと圧倒的親密性を誇る22
こんなにも頼もしい仲間がいる。
それでも全然まだまだ。
2年連続で慶応と戦って、足りないのは全てだと実感している。
でも僅かだとも思う。
関東との間にあるもの、これを突き詰めて行かなければ日本一なんて夢のまた夢。
伸びしろしかないことをプラスに感じ、ラクロスに本気で取り組もうや。
Lizardsに本気で向き合おうや。
奪ろうぜ、日本一。
主将 和久正紀