25LIZARDS副主将を務めさせていただきます。LDFの遠藤創一です。
まず始めに、日頃より名古屋大学男子ラクロス部をご支援いただいている皆様に、心より感謝申し上げます。今後とも、変わらぬご支援のほうよろしくお願いいたします。
10月20日、東海制覇と目標である学生日本一へのスタートラインとなる全学への切符をかけた東海finalで名城大学に負けた瞬間に、自分は正直こんなにあっけなく21の先輩たちと一緒にやってきたラクロスが終わってしまうことが信じられなかった。
ありがたいことにリーグを通してほとんどの試合にスタメンで出させてもらっていたのに、最後の試合で自分は足を引っ張るばかりで試合が終わってから先輩たちに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
それと同時にまだまだ人としても、ラクロスプレイヤーとしても未熟な状態で、ここまで大きな組織の幹部になって明日からやっていかなければいけないことへの不安も感じていた。
この一年間で自分は精神面でも、技術面でも成長しなければいけないし、最高学年として、副主将として、25LIZARDSという組織全体のことも考えてラクロスをしていかなければいけないと思っています。
そんな中で、今自分が考えている25LIZARDSをこんな組織、チームにしていきたいという思いをあいさつ代わりに書いていきます。
22の同期ともなかなかこんな話を自分からしたことは無いので、驚かれるかもしれませんがいい機会だと思ったのでぜひ読んでください。
1つ目は、チーム内で高めあって、指摘しあえる環境を作って、ありきたりな言葉にはなるけど切磋琢磨していくチームにしたい。
東海でラクロスをしていて、学生日本一という誰も成し遂げたことのない目標を達成するためには関東やあるいは関西などほかの地区の強豪を倒さなくてはいけない。
関東などは、身近に自分たちより強い相手や競り合えるライバル、具体的にイメージできる憧れの選手などがいて、驚くほどのスピードで日々成長していると思う。
そこに勝つためには、もちろん遠征や合宿で関東のチームや、他地区の強豪と試合をすることでレベル感を知ることも大切だと思うけど、そこで得られたことを実践し、継続的に行って、最終的にその相手に追い付いて、追い越すための練習をするほとんどの場所は山の上グラウンドで、練習相手はLIZARDSの自分以外のプレイヤーになってくる。
その自チーム内の環境が変わらないと、どれだけ練習時間を増やしても、自主練して筋トレしても、得られる成長はよくて東海制覇レベルで終わってしまうと思う。
日々の練習でパスキャやグラボに対しての声掛けが増えれば、自ずとチーム内の雰囲気や強度が変わると思うけど、それには何が必要なのだろうと自分が考えた時に、それは期待なのかなと思う。
ミスや怠慢なプレイに対する指摘の声って、マイナスな言葉になってしまいがちだけどそこの裏にはお前ならもっとできるはずという期待の思いが込められていると思う。
いいプレイに対してもそうで、誰かに期待していれば、そいつがいいプレイをしたら自然とプラスな言葉が出てくると思う。
全員が仲間に対してそういう期待している気持ちを持てば自然と声掛けも増えて、雰囲気も上がって、日々の練習強度が上がり、LIZARDS同士でレベルアップすることができて、最終的な学生日本一という目標に向かっていけると思う。
それと、その期待している思いをどんどん仲間同士で声掛けしていってほしい。
誰かから期待されているって正直めちゃくちゃうれしいし、自主練とかのモチベにもなると思う。
この前のOB飲みの時に、DFコーチのあきとさんから期待は思っている3倍伝えないと相手には伝わらないと教えてもらったので、みんなでどんどんそういう声をかけていってほしい。
自分も去年からずっとあきとさんに練習や試合で会うたびに期待していると声をかけてもらってほんとうにうれしかったし、それに応えようと頑張れた。
2つ目は、言い方が間違ってるかもしれないけど、今年のLIZARDSはひょっとすると関東に勝てるかもしれないっていう期待を自分たちが持てて、応援している人やコーチ・OB・OGもそんな風に期待をしてくれているチームになりたい。
正直、これまでの歴史上関東のチーム以外が全学で優勝したことのない状況で自分たちが日本一になるということは奇跡に近いようなことかもしれない。
もしかしたら、10回やって1回勝てるかどうかっていうレベルになるのもすごく大変なことなのかもしれない。
そういう困難な挑戦を成功させるには、チームが一丸となって、その奇跡が自分たちなら起こせると信じないといけないし、周りから見ても今年のLIZARDSはなにかありそうだなって期待されるような実力と勢いを持たないといけないと思う。
25LIZARDSはそんな組織になって、まだ誰も成し遂げたことのない全学優勝という大きな目標を成し遂げたいと思っています。
最後に、22のみんなへ
1年生の時に新人戦で優勝して全国が決定した瞬間の喜びを自分はまだ覚えてる。
もう一度、あの感動あるいはそれ以上の景色をこの22と一緒に見ることができたら本当に最高だと思う。
必ず、この一年間で自分たちなりの組織を作り上げて一年後に笑って引退して、最後には最高の飲み会でもしよう。
遠藤創一