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2020

soul #6 MF 柴田拓実

引退から1週間、ラクロスから離れたにも関わらず、時間が合えば関東・関西のライブ中継観てる日々を送ってます。#6柴田拓実です。


何書こうかなーってずっと悩んでいましたが、無難に4年間の振り返りとみんなへのメッセージ書いていこうと思います。かなり長くなってしまいましたが時間がある際、最後まで読んでくれると嬉しいです。


「学生日本一」

1年生の時、この言葉に憧れて入部を決意した。

これまでの人生、中学の時に所属していた硬式野球のクラブチームでは全国ベスト8の一員として所属していたが、これを超える記録を自分の中で更新してみたかった。Lizardsの過去の実績を見てみたり、100名を超える部員がいれば学生日本一も不可能じゃないと思った。これが俺のラクロス人生の始まり。


入部したばかりの頃は、できることが増えていくのが嬉しくて、新しい知識を入れるのが楽しくて、とにかく練習ばかりの日々を送っていた。夜遅くまでGBでシュー練して、家帰ってからも夜中の2時くらいまでクレドルの練習に夢中になっていたこともしばしば。みんなは知らないかもしれないけど、17の代で一番最初にBチームにも上げてもらったりして、割と順風満帆なラクロス生活を送っていた。


「2年生になったら絶対Aチーム入ってやる!」

そんなこと思いながら、14・15世代の上手い人のプレー見たり、一緒にシュー練していた矢先、全治半年の大怪我を負った。もちろんウィンター、新人戦は出場できず、ただ1人ベンチで同期が活躍する姿を見ているだけだった。怪我をしたこと以上に、同期との差がどんどん離れていくのが悔しかった。2年生になると、細見や青木、山城なんかはAチームで試合に出るほど手の届かない存在になり、ラクロスを続けるのもしんどくなった。4年生になって俺の活躍する場所はあるのか?なんて。


それでも続けてこれたのは、入部当時のあの「学生日本一」の目標が忘れられなかったから。

完治するまでの半年は、確かにプレーはできないけど、やれることをひたすらやった。筋トレはもちろん、ラントレ、壁当て、客観的な視点からラクロスを見て自分が復帰した時にどーやって攻めようかなんて考えたりもしてた。「怪我した時よりパワーアップして復帰してやる!」そんなこと当時は思ってたかな。


そんなこともあって、復帰した時にはフィジカルを活かしたプレーヤーになっていたし、以前より考えてプレーできるようになった。けど、半年のブランクはそう簡単に埋まるものでもなくて、思うように身体が動かない、そもそも体力が落ちまくってる、また同じ怪我をするんじゃないかという不安。うまくいかないことだらけで、Aチームに上がることを諦めた。


3年生。自分の最大の武器であるシュート力が買われて代替わりのタイミングからAチームで活動するようになった。

「今年こそ絶対Aチームで活躍する!」

そう意気込んではいたものの、シュート以外のプレーでかなりチームに迷惑をかけていた。何もかも上手くこなそうと欲張っていたせいかもしれない。

そんな時、当時のAチームOFリーダー・もってぃさんからこんなことを言われた。

「お前は点を取ることだけに集中しろ」

この言葉でスッと肩の荷が降りた気がした。今の俺に求められているのはこれなんだと。その日から、自分が活きるための動きを探るべく、何度も何度も動画を見直して、上手い人たちの動きを研究して、実際に真似してみてを繰り返した。練習試合で少しずつ手応えを感じながら、勝利に貢献する実感も湧いてきた。

そんなこんなで迎えた去年の決勝戦。自己最多の2得点をあげたものの、チームは5-7で敗退。あと一歩のところで全学の舞台に進むことができなかった。あの日打った5本のショット、全て決め切れていれば勝てたのに。一番可愛がってくれていた16の先輩たちを全学の舞台に連れて行けなかったことを申し訳なく思い、涙が止まらなかった。


決勝戦から少し経ち、代替わりして17が最高学年になった。もうあんなに悔しい思いはしたくない。ラストイヤーなんとしてでも「学生日本一」を達成する。そんなことを思っていた。


6月30日 全国大会中止の連絡


それは突然の知らせだった。コロナ禍での状況で薄々感じてはいたけれど、すぐに受け入れることができなかった。これまで学生日本一のために全ての時間をラクロスに捧げてきたのに。どんなに辛くて苦しい時も、あの目標があったからやってこれたのに。その後数日は何も考えられなくなった。ラクロスなんてどーでもいい、このまま引退でいいとも思った。引退して、Bチームの育成やったり、1年生の育成携わった方が来年以降、Lizardsが学生日本一を達成するには力になるんじゃないかって考えたりもした。

それでも引退まで突っ走ってこれたのは、同期の熱い想いがあったから。俺たちだけじゃなく外部のいろんな人の想い、17・18・19で創り上げた理念に向けた想いがあったからここまでやってこれた。この時は本当にみんなに救われましたありがとう。


やるからには最後までとことんやってやろう、俺たちが決めた理念の体現に向けて、少しでも力になりたい。そう思って残りのラクロス生活に尽力してきた。


迎えた特別大会南山戦。

去年のリベンジマッチでもあり、17としても負け続けて終われない相手。

これまでいろんな姿勢を17全体として見せてきたけど、大舞台で結果を残すこと、俺たちの姿を見せることが何よりも大事だと思って挑んだ。

最後の最後まで苦しい展開が続いた試合だったけれど、18・19の子らも本当にたくましくなったなと実感した試合だった。試合終了のホイッスルを聞いた時、全てが報われた気がした。あの時引退しなくてよかった、理念の体現に向けて少しは力になれたんじゃないかって。

(決勝点取って、普段生意気なしょーいとしょーへいが飛び込んで来た時は泣きそうになりました笑)


ここまでが4年間の振り返り。

最後にみんなへのメッセージ。


マネージャーへ

普段のマネージャーとしての仕事はもちろん、プレイヤーにも負けないくらいの熱い想いをぶつけてくれてありがとう。マネージャーが本気でいてくれたからこそ、俺たちプレイヤーも負けてられないなと思ったし、みんなの想いをチームの代表として叶えてあげたい、裏切ることなんてできないと強く思うことができました。マネージャーの熱い想いがこれからもプレイヤーを、そしてLizardsを強くすると思います。これからも人それぞれの想いを大切にしてください。


トレーナーへ

4年間本当にお世話になりました。

みんなが毎日テーピングをしてくれたから、プレイヤーとして最高のパフォーマンスを続けることができました。テーピングがなかったら今頃ボロボロになってたと思う笑

筋トレに関して一言言うと、もっとプレイヤーに求めてあげてください。まだまだ身体が弱過ぎる。先日星組が体重測定してるの見た時、軽すぎてビックリしました。プレイヤーが自分たちで知識をつけたり、デカくなる努力も大切だけど、トレーナーからももっとアドバイスできるようになるとチームとして強くなると思います。来年彼らが見違える姿になることを期待しています。


後輩へ

これまで17についてきてくれてありがとう。18,19の子たちは特に、新歓で関わってきた子たちばかりで弟・妹のように可愛い子たちばかりでした。君たちが入部当時思い描いていた姿を先輩として裏切れないと思うと頑張れることが多かったです。俺自身としては知識として伝えてあげれたことは少なかったかもしれないけど、プレーを見て何か感じてくれたものがあると幸いです。

最近1年生の子たちがあのシュートどーやって打つんですか?って聞きにきてくれたり、動画送ってきてどこ直せばいいですかね?って聞いてきてくれるのが凄く嬉しかったです。練習再開して、聞きたいことあれば飛んで行くので、聞きたいことでも何でもあれば連絡してください。

最後に、ラクロスやってて楽しいこと、嬉しいことだけじゃなく、辛いことも多いと思いますが、自分たちの想いや目標を大切にしながら、より良いチーム・強いチームを作っていってください。君たちならできる。応援しています。



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