4年DFの勝部洋己です。
はじめに日頃より名古屋大学男子ラクロス部に関わって下さっている全ての方々に感謝を申し上げます。今後とも暖かいご声援の程よろしくお願いいたします。
もてぃからバトンが回ってきました。休日オフにも関わらず愛教までスカウ動画を撮りに来ているのも見て、素直に凄いなと、僕も頑張らないといけないなと感じたのを覚えています。ファミリーも一緒なのでまた開きましょう。
次はトレーナーのさくらです。生粋の野球好きで愛知出身でありながらヤクルトファン
という不思議ちゃんです。おそらく山田哲人のファンなんでしょう。
この4年間「上手くならないと」という使命感のようなものを感じながらラクロスをやっていました。ただ部活に行くだけで、なあなあに終わらせたくないという気持ちがあったからだと思います。そんな4年間も終わってしまいましたが、ここからは今まで感じたことを素直に書きたいと思います。拙くまとまりのない文章ではありますが最後まで読んでいただけると幸いです。
1年目は、周りがやってるから自分もやろうというくらいでラクロスにあまり身が入っておらず、ただ部活としてこなしているだけだった。その中でも1on1は楽しくて上手くなろうと頑張っていた。同期が一気に辞めていきその波に流されかけたが、たなしゅんが辞めなかったおかげで続けようと思えた。
2年目はこの4年間で最も成長を感じる年になった。19DFの先輩方からは非常に気にかけてもらっていたしその期待にも応えたかった。
特にりゅうせいさんにはものすごくお世話になった。
毎日のように1on1の動画を切り抜いてアドバイスをもらったり、ジムで一緒にトレーニングをしたり、ずっと憧れだった。
夜の1人ジムからの1人街角屋ムーブも板についたころ,この1年の目標ができた。
代替わりまでに一度体を作り上げること。
3年生からはラクロス技術のことに注力しようと思っていたし、来年Aに入るには必要不可欠だった。辛い時でも1年後2年後の自分が上手くなっている姿を想像しては、壁や筋トレに行った。
3年目は最も悔しさを感じた年だった。リーグにも帯同させてもらえ、たくさんの経験を積むことができた。
何より戦力として考えてもらえていたことが嬉しかったし、それでいてあまり気負いすぎずのびのびとラクロスが出来る環境を20の先輩方が作ってくれていた。
コーチだったりゅうせいさんには「ある程度試合に出られている現状に満足してしまっている」と言われたが、自主練を疎かにしていた訳ではないしその時はあまり気に留めなかった。
そんな20とのラクロス生活も、東海FINALで終わってしまった。
文字通り何も出来なかった。
1年間わざわざ起用してくれていたのに力になれず本当に申し訳なかった。
いよいよ最後の年、4年目、今年こそはチームの主力として勝利に貢献したいという気持ちを胸に練習する日々だったが、例年よりも怪我が増え見学の時間が長くなった。
何とか復帰したつま恋でも怪我で後半は試合に出られなかった。
復帰後の練習で「今年のDF組織に上手くハマっていない」「必要なピースになれていない」そう感じることが増えた時、去年のりゅうせいさんの言葉の意味が分かった。去年は、3年生にしては1on1が上手いと評価されていただけなのに、ラクロスの上手い何者かになれたと錯覚していた。
日本一を目指す組織の4年生としては出来ないことが多すぎた。
クロスワークやBD方法など出来ることが少なすぎた。
試合に出られる現状に満足し自主練の内容も見直さず、グラボも拾えたらいいや、パスも縦降りで投げられればいいやと無意識のうちに自分で限界を決めてしまっていた。
そういった技術は一朝一夕に身に付くものでもなく気付いた時にはもう遅かった。
そこからは自分のプレーに自信が持てなくなり練習に行くのが本当に辛かった。
53パス回しや32スパ、66などすべてのメニューで見えない誰かに自分のプレーを否定されているようで、今まで出来ていたことも出来なくなっていったし、明らかに成長も止まってしまった。
そして、当初思い描いていた「チームの主力」とはかけ離れた姿のまま迎えてしまったFINAL名城戦で、負けた。
Lizardsでの4年間が終わった。
後輩に残せるものがあるとすると1つだけ。出来ることを貪欲に増やしていって欲しい。グラボ一つとっても、拾い方、その後のクロスの逃がし方などたくさんの技術があるに越したことはない。持てる選択肢が多いことは強力な武器になるし、やっていて楽しいに決まってる。そして何より自分で自分のプレーに自信が持てる。
良くも悪くも周りからの期待が僕のラクロスの原動力でした。「勝部が試合に出てる姿が見たい」と言ってくれた先輩方、Fでお世話になった院生コーチ、特に19,20DFの方々には感謝してもしきれません。本当にたくさんのことを教えてもらった恩を試合で活躍している姿で返したかったし、その責任が僕にはあったけれど果たすことは叶いませんでした。この恩は後輩に返していこうと積極的に話しかけに行っていましたが、後輩からも非常に助けられました。特に23の存在は大きかったです。
ゆうき、かずま。2人がいたおかげで今年のDFの雰囲気が和んでました。負け続きで険悪ムードだったスーパーカップでのミーティングもいい意味で緊張がほぐれたのを覚えています。
りょうせい。その声に何度も助けられました。FINAL、応援席で皆をまとめるあの背中すごくかっこよかった。来年、もう一回り大きくなって13番を背負ってる姿楽しみにしてる。
ここには書ききれないけれど、FINALの日応援席から僕の緊張をほぐしてくれた武将、率先して思い備品を運んだり誰よりも真面目にBCをしていた筋肉お化け。全員本当に素晴らしい後輩です。
いつき、そういち。こんなことをいうのは傲慢だけれど、ラクロスのことほとんど教えてあげられなくて申し訳ない。もっと早くに気付けていれば、それがただ1つ心残りです。
そうたろう。一緒に帰るの楽しかったよ~。
最後に、
てんせい。去年までの輝きを取り戻してくれることを期待して8番は託します。きっとやれる。応援してます。
東京からわざわざ応援に駆けつけてくれた両親。2人の応援があったから最後まで芯が折れずに頑張り切ることができました。FINALの日の夜、「4年間お疲れ様」という2人からのLINEを見て肩の荷がおりた気がします。4年間支えてくれてありがとう。
周りの人に恵まれて、助けられてばかりの4年間でした。Lizardsに入部した当初は、4年後こんなにも素晴らしい景色が見られるなんて思ってもいなかったし、辛いことの方が多かったけれど、今では心の底からLizardsに入って良かったと思っています。
4年間本当にお世話になりました。
勝部洋己