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2020

soul #11 AT 青木将太

20lizardsとして、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。20lizards OFリーダーの青木です。


さっき何も考えずに4年間の振り返りソウルを書こうとしたら、2000字くらい書いたあたりで、ネガティブすぎたのでやめました。

代わりにいくつか後輩に伝えたいことがあるので、それを書いていこうかなと思います。

全然感動するような内容ではなく、僕がこういう考え方をしてて良かったと思ったことを書いていきます。


1、とにかく喋る

2、失敗は楽しい

3、尊重できているか

4、知識を得る

5、決意と覚悟はあるか


この4年間を通して、僕が意識していたことというか、考えていたことはこの辺だったと思います。箇条書きっぽくなって読みにくいかもしれませんが、現役、そしてこれから入ってくる未来の後輩には是非読んでほしいです。



1、「とにかく喋る」について


言葉通り、僕は練習中、反省、ミーティングに関わらず、とにかく何かしら喋ることを心がけた。あんまり覚えてないけど、2年生の頃から学年とか関係なしに思ったことは喋っていたと思う。多分、OFミーティングは今も昔も僕の所為で長引いてる。


よくラクロスでは間違ってることなんてないと言われる。僕もそう思う。意図さえあれば、間違ってることなどない。自分のちょっとした発言で、他の誰かのプレーが改善するかもしれない。誰かの発言に、自分の意見を上乗せすることで、さらに良いものを得られるかもしれない。誰か1人でもプラスになる発言であれば、それは意味を成す。

怖がらずに喋ってみてほしい。


喋らないことは楽だ。何も考えなくていいし、恥をかくこともない。

ただ、僕は自分自身のプレーに価値がないと思っていたから、とにかく喋って、チームに小さくても良い影響を与えたかった。去年、関東遠征でボロボロに負けて帰ってきた次のミーティングで、何が足りないか、技術面だけじゃなく色々な観点で話をした。3年だけど結構意見言った気がする。覚えてないけど。

去年、今年のような理念ミーティングをやったとしても、ガンガン喋ってたと思う。


DFは毎年、なんでかわからないけど、すごくよく喋る。DFと比べると、OFはあまり喋らない印象がある。

学年の離れた人間同士の心の距離感は、ここ数年で一番近いと思う。その距離感を普段のふざけた時だけ発揮するのは勿体無い。


来年こそは意見が出過ぎて誰かが止めなきゃいけないという状況を見せてほしい。



2、失敗は楽しい


1年生の時、Bチームに上げてもらってすぐの頃はすごく辛かった。何回やってもボールダウンするし、シュートなんて全く決まらない。なんでこんな下手なのにBチーム参加できてるんだろうって毎日悩んでた。

F初めての練習試合の前日、益枝の家に泊まってこのことを相談した。嫌味かと笑われたけど、本当に辛かった。その日は、自信満々な益枝にアラームを託して寝た。そして、練習試合当日、益枝がアラームを止めて寝坊。ペナルティで僕はFチームに戻った。

しかし、その時感じたのは、ラッキーではなく、悔しいという感情だったから、どんなにボールダウンしても、あの環境でやりたかったんだと自覚することができた。益枝、寝坊させてくれてありがとう。


2週間後、またBチームに上げてもらえることになった。今度は考え方を変えた。失敗したら、その分考えて、何かを変えていく楽しさがある。凹んでるだけでは勿体無い。そう思えるようになって、失敗しても、それを楽しめるようになった。


何か悩んでいる人がいたら、考え方を変えてみよう。



3、尊重できているか


できていると思っていたけど、思い返してみるとそうでもなかった。

1年生の時、試合中プレイヤーに対して、結構厳しい言葉を掛けてた。でもそれって言われたら楽しくねえなって思って、ポジティブな言葉を掛けるようになった。勿論、行動指針にある通り、「すべてを許容する、というわけではない」。ときには厳しい言葉も必要だけど、それが相手のため、チームのためになっているか考えよう。


だけど、スタッフに対して、この考えが抜けていることがあった。スタッフへお願いするときのライン見返してみると、かなり鬱陶しい言い方をしていた。これに関しては、16MGのななさんと色々話し合って、言われる側の気持ちを考えた方がいいと言われて、多少はマシになった。理念ミーティングをして、スタッフの意見を聞いて、さらに考えるようになった。

審判に強く言っちゃうのだけ治る前に引退しちゃったけど、最後の試合では気をつけます。


ステートメントの中には、「指摘し合うことで高め合える関係を築く」とある。せっかく問いかける言葉になっているのだから、自分に問いかけてみて。尊重できているか?



4、知識を得る


去年の結果を見る限り、おそらく全国で東海が一番弱い。

ずっとこれ言ってるんだけど、名大には積極的に外から知識を得ようとする人が少ない。


岡山のインスタやってるあの辺は、いっぱい外に発信して、貪欲に意見を求めてる。名大にはそれが少ない。フェイスは結構やってるイメージあるけど、皆んなは今まで何回武者行った?他大が参加するイベントどれくらい参加した?コロナ禍では仕方がないけど、収まったらどんどん行こう。


17lizards、東大、18lizards、スティ、成蹊、19lizards、でらしか、20lizards、マットランボクリニック、立命館、一橋、明治、ラクロス納め、でらしか

ユースの試合も名大から僕1人で行った事がある。

自主的に行ったのはこんなもんだったかな(さえこほそみしょへいせありがとう)、もうちょい行ったことある気もするけど、書き出してみると思ってたより少ない。

下手くそだった2年の初めの時期から、たつやさん、ひろとさんと3人でスティの練習参加させてもらったり、関東遠征の次の日全休だったから成蹊に武者参加させてもらったり、誰もきてくれないから1人ででらしか参加したり。人見知りの僕でもいくつか参加してきた。皆んなならもっとできるはず。

まずは先輩が行かないと行きづらいと思ったから4年になって始めた月1武者、途中で終わってしまったけれど、誰か僕の意思を継いでください。


先輩から得た知識だけで満足しないで、貪欲になろう。



5、決意と覚悟はあるか

決意と覚悟、これは僕の高校の部活で使ってた言葉で、一番心に残った言葉。口にするだけならすごく簡単、実行するのはとても難しい。

5月18日から約2ヶ月半、まともに練習が開始するまで筋トレかランし続けるって宣言して、ちょっとだけ甘えた日もあったけど、ほとんど頑張った。僕の中で宣言したことを継続してやり切れたのは、4年間を通してこれだけだったと思う。まともに練習できるようになったら毎日シュー練するとも言ってたけど、GBが使えなかったからそれは甘えてしまった。


2年の時かな、モチベアップ企画で期間内に、自主練で何本シュート打つかって企画をやった。毎日100本打つって決めて、企画が終わったあとも誰にも宣言せずに、ちょこっと続けた。企画の期間も含めて2週間半くらい。そのあとパッタリやめてしまった。

堂々と毎日シュー練100本打つと宣言できていたら、もっと継続できたかもしれない。継続できていたら、シュートが上手くなってたかもしれない。

もっと何かしらやっていればなあと、タラレバの後悔ばかり溢れてくる。


1人で何かを継続することは難しい時もある。そんなときにはチームで支え合ってほしい。




気づいたら結構書いてしまったので、あと少しで終わりにしたいと思います。



僕が最後の全体ミーティングにも紹介した言葉。もう1度改めて紹介します。

『これまでがこれからを決めるんじゃない。これからがこれまでを決めるんだ』

理念を決めたからチームが変わるなんて単純な話なら、どんだけ簡単か。

1人1人がチームを変えようと行動をして初めてチームが変わる。チームが変わって初めてあのミーティングは有意義だったと言える。


反省でいつも喋ってる人が喋ってもなんとも思わないけど、いつも喋らない人が喋るようになれば、俺も喋ろうと思う人が出てくるかもしれない。

尊重あまりできてなかった人が、誰かのことをすごく尊重するようになれば、全員の意識が変わる。

「これまで」のことを正当化してはいけないけれど、喋らなかった、尊重していなかったことは、「これから」の行動次第でチームを変えるきっかけになる。


理念ミーティングをした「これまで」のことは、「これから」の行動次第でいい方にも悪い方にも転ぶ。掲げてるだけの言葉が一番ダサい。理念、ビジョン、行動指針ちゃんと言えますか?あのミーティングが有意義だったと言えるくらいチームは変わっていますか?時々自分に行動指針を問いかけてみて。



ソウルを書くにあたって、書いて満足するような美談で終わらせたくないという思いがあったので、ポジティブな言葉が少なくなってしまったかもしれません。ネガティブ思考な僕らしいソウルになったのではないでしょうか。



最後に、僕たち17はもう引退してしまいました。僕たちがしてきた「これまで」の行動はもう変えられません。多分、僕たちの「

これまで」を良かったと言う人も、悪かったと言う人もいると思います。けれど、その意味合いは「これから」の行動で変わる。

やってきたミーティングも、伝えてきた技術も無駄になることもある。悪行を反面教師にして何かを改善できることもある。

ちょっとしつこいし、皆んなに責任を押し付けてるようだけど、17の代にとっての現役生活は終わってしまったので、どうか僕たちの「これまで」を良いように使ってください。お願いします。

勿論、これから関わっていく17も協力するけど。


ここまで、こんな奴の昔話より、未来に繋がる話が書ければな、と考えながら書いてきました。後輩たちがこれを読んで、より一層真摯に部活に向き合ってくれたら、僕の過ごした4年間のことを、胸を張って素晴らしかったと言えると思います。



長くなってしまいましたが、ここで本当に終わります。これからは、「これから」に目を向けて頑張ってほしいというのが僕のささやかな願いです。ありがとうございました。



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