日頃から名古屋大学男子ラクロス部をご支援してくださってる皆様方に、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございます。
MGリーダーの彩からバトンを受け取りました、DFリーダーの瀬戸佑太郎です。
彩は、熱い女です。ストイックで、勝つことを常に考えていて、本当に尊敬します。彼女はいつもメニュー決めの際、なかなか決まらないメニューを急かしてくれます。きっと何度もイライラしたことでしょう。この場を借りてお詫び申し上げます。ごめん。そして、いつもありがとう。
僕の次は、OFリーダー東しょうへい君です。面白くないことでも自分がハマると言い続けます。特にスタッフは優しすぎると思うので、何言ってるかわからなかったら無視するのが彼のためです。そんな彼ですが、ラクロスでは、誰もが認める名大のエース。きっと慶應戦でもゴールネットを何度も揺らしてくれることでしょう。
前置きはこれくらいにして、ソウル書いていきます。
「最弱世代」
僕たち18DFが周りからたくさん言われた言葉だ。実際的を得ている。代替わり時、DFリーダーは去年のボトム5枚目。もうひとりのボトムはAとBを行き来するでかいやつ。あとは、やる気がないロンミとやる気しかないロンミ。
もちろん、そんなことを言われて悔しくないわけがない。絶対に俺がなんとかする、と心の中で誓い、代替わりを迎えた。
しかし、現実はうまく行かなかった。今までろくに考えずに、ただがむしゃらにやってきたツケが、最高学年になって回ってきた。今までは、チームの中に「正解」があった。DFリーダーが言うことを頑張ろうと、常に受け身の姿勢でラクロスをしてきた。そんな僕がDFリーダーになったとき、そのような「正解」を周りに提示することができなかった。理想のDFがわからずに、ひとりでもがいていた序盤、特に下級生は不信感を持っていた人たちも多いと思う。申し訳ない。
そんな日々が続く中、前年のDFリーダーゆっぴーさんにDFメンバーが呼び出され、
「こんな状態でお前をDFリーダーにしてしまった、俺に責任がある」
そんなことを言われてしまった。
悔しいだけでは言い表せられない感情。目の前が真っ暗になるってこーいうことを言うんだなって痛感した。
そんな中周りを見ると、そこには、ゆっぴーさんに「もっと助けてあげろよ」って言われている同期や後輩たちがいた。
組織としてうまく機能するには、 2つ方法があると思っている。1つ目は、圧倒的なカリスマ性を持ったリーダーが周りを引っ張っていく形。もう1つは、カリスマ性を持った人がいない分、みんなで意見を出し合って、組織を作っていく形。今年のDFには、スタープレーヤーもいなければ、絶対的な司令塔もいない。
家に帰ってから、実力以上に自分を大きく見せようとしていた自分を恥じた。そして、「みんなで」このチームをなんとかしていこうって、改めて誓った。
それからの日々、たくさんみんなに頼ってきたな。同期も後輩も関係なく、たくさん意見を求めた。そうするうちに、DFの組織として、少しずつ機能していく感覚を味わった。周りを切ってホット飛ばしてボールダウンできた瞬間。グラボの寄りで圧倒し、ポゼッションを奪った瞬間。自分たちは強くなっている、そんな自信がどこからか湧いてきていた。そしてリーグ戦、全学を通じて、その自信は確信に変わりつつある。
はやと、しみ、はるき、真、脇山、あきと、りゅうせい、空、たくむ、
あ、あと安藤。
怪我したたけし、くすぶってる20
そして、前評判が悪かった僕たちのコーチを担ってくださったばっちさん。熱心な指導本当にありがとうございました。まだまだ上手くなってみせます。
誰一人として欠けることが許されない今年のDF。
俺はみんなのことが大好きだ。そして、このDFが大好きだ。だから、
「最弱世代」なんて言わせない。みんなで作り上げてきたこのチームで絶対勝つ。
ここまで主にDFについて書いてきましたが、リーグ戦、全学、試合を重ねるごとに心から思うこと。それは、試合はコート内だけで戦っているわけじゃないということ。これは、綺麗事じゃない。
MG、TR。ここにあえて書くことではないくらい周知のことだけど、名大のMG、TRは確実に戦力だと思っています。こんなに本気で向き合えるスタッフ組織。誇りです。コートでプレイするのはプレイヤーだけど、プレイヤーより熱く戦って欲しい。
1年生。話したこともない1年生もいる中で、応援を本気でしてくれるみんなには感謝しきれません。確実に僕たちの力になっています。何かの形で必ず恩返しします。まずは、結果で。
お世話になったOBの方々。今の僕があるのは、下級生時代に本気で向き合ってくださった皆様がいるからです。本当は一人一人、ここで思いを述べたいのですが、とてつもなく長くなってしまうので、飲み連れてってください。思い、述べさせていただきます笑
次は全学準決勝。慶應戦。
ついにここまで来た。
相手の方が格上。そんなことは誰もがわかっているはずだ。生半可な気持ちで戦っては、返り討ちにあうだけで、そこには何も残らない。
だからこそ、
プレイヤー、MG、TR、そして応援してくださるOBGの方々。
リザーズに関わる全員が
「歴史を変える覚悟」を持って戦おう。
苦しい時間帯も、全員で「勝つ」という思いを持ち続けよう。
試合終了の笛が鳴るまで、成長を続けよう。
その先には必ず、鮮烈な瞬間が広がっている。
俺らの全てを、次の試合にぶつけよう
#8 DF 瀬戸佑太郎