4年生オフェンスMF、大西柊矢です。
今年、漢として一皮向けたたくむから回ってきました。彼の生殖機能とプライドをかけたシュートブロックに刮目してください。
次のバトンはかなに託します。引退したら捨ててもいい靴で呑み会に来るんやで。。。
俺には覚悟が足りなかった。
去年の全学ファイナル4の慶應戦。2Qに相手3年生アタックコンビによる、ビハインドパスからの失点で絶望した。
自分たちが日本一のために越えなければいけない壁は、こんなにも高くて遠いのかと。これほど力の差がある関東を本気で倒す覚悟が、とてもじゃないけど俺にはなかった。
今年の東海ファイナル。試合終わりに俺はこう言われた。
痛いフリすんな笑
スタンドから見るOBの目に映った俺の姿。冗談混じりであることは百も承知である。だか、冗談でもそう言われた、そう言わせてしまった自分にひどく憤りを感じた。
またも俺には覚悟が足りなかった。
もう治らない左脚を引きずってでもチームを勝たせる覚悟が。自分の4年間を他のOF、下級生MFに託す覚悟が。だから開幕戦もファイナルも、無理を言って試合に出たにも関わらず中途半端なことをした。
心のどこかで
「怪我さえなければ関東にも通用する」
そんな言い訳を考えることが、崩壊寸前のメンタルを支える唯一の希望になっていた。だせぇな。
嗚呼。いつもそうだ。俺は覚悟がない。腹を括ったことがない。苦労する人が多い受験や面接も、甲子園に出てる投手からホームランを打つことも、運動会で1番になり続けることも、俺には難なくできた。だからこそ「腹の括り方」が、俺にはわからなかった。
ここまで読めば、俺がユニホームやシャツをインするようになった理由がわかるのではないだろうか。今の俺は文字通り、腹を括ってラクロスをしているのだ。
もう迷うことはない。
22Lizards全員に連れてきてもらった2回目の全学。素振りカウントダウンを見てくれている人は分かると思うが、俺は慶應にリベンジするためだけに、クロスを振ってきている。慶應のDFを崩壊させるシュートを打つためだけに、毎日シュート練習をしている。あの日、覚悟が足りなくて絶望した慶應。あの日の試合のビデオを何回見直したか本当にわからない。
今年はやっと対等に戦える気がする。本当にこのときが待ち遠しかった。18世代の仇、取ってくるよ。
最後に
22Lizards
今なら全部上手くいくと断言できる。
みんな本当にありがとう。
#9 MF 大西柊矢